
■初めに
防カビ侍(旧:カビテクト)は「カビを防止する」ことに特化しているのでカビ取り剤ではありません。
塩素系ではないので、手がぬるぬるしたり塩素臭もありません。
すべてのタイプが非塩素系で漂白剤が含まれていないので、安心してお使いいただけます。
カビ取り侍と同様に、防カビ侍にも適材適所があるので、使いたい場所から防カビ侍を選んでいきます。
①:防カビ侍の注意点を確認する。
②:アルコールでも使える場所か確認。
③:お勧めされている商品を選ぶ。
④:商品ページで使い方・安全性の確認。
この流れでご覧いただければ選びやすいと思います。
純閃堂では「どんなカビも防げる!!」というような紹介はしません。生えてしまう場合を含め正しく情報発信するとが創業当時から重要と考えております。専門業者に依頼しなければいけないような大きな被害になる前に早期発見・早期対処がお客様にとって最も必要だからです。
■カビが生える理由
隙間風、帰宅時の服・靴の裏、天然の野菜類、観葉植物などあらゆる場所に付着して住宅内に侵入してきます。
凄く小さな生き物なので胞子のときは目で確認することができませんが、温度・湿度・栄養によって人間の目で確認できるほど成長してしまうと部屋中に胞子をまき散らすので「根絶することが不可能」となってしまいます。

そのため防カビ侍は
「湿度が高く」「換気がしにくく」「なかなか掃除の行き届かない」
カビが好む場所をカビから守りましょう。
室内に発生したら時間が奪われ、物が汚れ、大きな被害になってしまいます。
予防・対策を目的として使用することがおすすめです。

■カビ取り侍に防止効果はあるの?

カビ取り侍は浸透性のある界面活性剤の力でカビの菌糸まで除菌、分解、漂白することができます。
そのため次のカビが視認できるまで1~3ヶ月間かかりますが、それはカビを防止しているというわけではありません。
下図の例をご覧ください。

カビは菌糸を伸ばして素材を溶かします。その溶かした部分が白い稲妻のような部分です。
放置しているとこの稲妻部分が増えるので、素材は傷んでしまいます。
そしてカビ取り侍ではバリアがないので、時間が経つと元居た場所に再びカビが入り込み繁殖します。

放置しているとやがてカビが育ってしまうので、表面から菌糸までをコーティングして「カビから守る」必要があります。
そのためカビ取り侍と防カビ侍はコンビで使うのが一番お勧めです。
■防カビ侍は以下の5点に注意する

この5点に注意して使用すれば長期間カビの発生を抑えることができます。
- カビが発生している場合は、必ずカビを落としてから使用する。
- カビではなくホコリ・汚れがある場合でも洗浄してから使用する。
- 対象面が濡れていると効果が下がるので、必ず乾燥させてから使用する。
- スプレーをした後は拭き取らずにそのまま乾燥させる。
- 流水の多いお風呂の床面、キッチンの排水溝などでは効果を発揮することができません。
※カビ取り侍を使った後に乾燥、防カビ侍を使った後に乾燥の計2回「乾燥」があります。
市販品を含め防カビ剤は対象面が乾燥している状態で使わないと意味がありません。
濡れていると防カビ成分が流れてしまったり、薄まってしまったり、水の蒸発と一緒に防カビ剤も飛んで行ってしまうからです。
そのため「乾燥」は必ず行ってください。
■防カビ侍の安全性
防カビ侍には3種類ありますが塩素系・強力なアルカリ性・酸性商品ではないので乾燥すれば安全性が高い商品です。
煙タイプでもないので微粒子を吸ってしまう心配もありません。そのためシーツ、カーペット、クッションにも使えます。
アルコールタイプのみアルコールに注意しながらご使用ください。
■防カビ侍の選び方。
防カビ侍は3種類のタイプがあります。
- アルコールタイプ
- アルコールを含まない水性タイプ
- アルコールを含まない被膜タイプ
「アルコール」に弱い素材に注意すれば安心して使用することができます。

●タイプによって使用できる場所が異なります。
防カビ侍は塩素系を含まず、強アルカリ・強酸性ではないため数多くの使用箇所があります。
使用箇所例
3種類の防カビ侍はビニールクロス全般、土壁・砂壁・漆喰などの塗り壁、白木・無垢材・合板などの木材、畳、ベッドフレーム・タンスなどの家具、押し入れ・クローゼット・下駄箱などの収納、お風呂の腰より上、カーテン・マットレス・カバー・カーペット・クッション・ぬいぐるみなどの布製品、靴・革製品、フローリングなどの床面と床下、天井と天井裏、ゴムパッキン、タイル目地、車内、エアコンなどたくさんあります。
水性タイプ、強力被膜コートタイプは上記にプラスでワックス、ペンキ、ニスなどの塗装されている部分、シート加工されている部分などアルコールに弱い箇所にも使えますので、下記よりタイプによって「使用不可の素材」を記載いたします
■防カビ侍アルコールタイプ

除菌作用があるので「落とし損ねた小さなカビ胞子」を除菌することもできます。お風呂は腰より上の部分のみ使用可。
使用不可
注意点はアルコールを保有しているので、アルコールに弱い素材・ワックス・ニス・ペンキ・漆塗りなどの塗装面に使用すると塗料が取れてしまう恐れがあります。また水洗い不可のものに使用すると色落ちの原因になります。
内容量:4種類
350ml、350ml詰め替え用、1L、5L
■防カビ侍水性タイプ

除菌効果はアルコールタイプほどありませんが、アルコールを保有していないのでワックス・ニス・ペンキ・漆塗りなどの塗装面にも使用することができます。
使用不可
使用している防カビ剤が白いため、黒などの暗い色をした家具に使用するとうっすら白くなる可能性があります。また水洗い不可のものに使用すると色落ちの原因になります。水を弾く素材(新品のゴムパッキンやシート加工の家具)、お風呂もお勧めできません。
※白くなってしまった部分はアルコールで落ちます。
内容量:4種類
350g、350g詰め替え用、1kg、5kg
■防カビ侍強力被膜コートタイプ

ノンアルコールタイプで今までの防カビ侍よりも30倍高濃度で作られた防カビ剤です。濃度が高いためスプレーすることはできません。
こちらの商品をご希望の場合はバケツと刷毛が必要になります。また最大20倍まで希釈することもできます。お風呂は腰より上の部分のみ使用可。
「室内の壁面全体を防カビしたい」など広範囲を目的としている場合はこちらになります。
使用不可
使用している防カビ剤が白いため、黒などの暗い色をした家具に使用するとうっすら白くなる可能性があります。水を弾く素材、水洗い不可のもの。布製品・革製品全般。直射日光の場所に塗布すると防カビ剤が黄変しますが成分に影響はありません。
※白くなってしまった部分はアルコールで落ちます。
内容量:3種類
200g、400g、1kg
■防カビ効果について
防カビ侍はJISZ2911(日本産業規格)の試験を行っています。
そしてJIS2911の最大試験期間は28日間なので、実際のご家庭では短い防カビ期間になってしまいます。
そこで純閃堂では自社に培養器を用意して一年中試験をしています。

さらにカビ取りハウスクリーニングでご依頼のあったお客様の実環境で防カビ剤の効果試験を行っております。
お客様の環境では主に業務用の防カビ剤と防カビ侍を合わせて使用しています。

■定期的に使う
防カビ侍アルコールタイプ、水性タイプはうまく防カビ加工できると1年~最長3年間はカビの成長を止めることができます。
防カビ侍強力被膜コートはさらに長期間防ぐことが可能です。

しかし生活中にモップ、掃除機などを使ってお掃除する場所に防カビ侍を使うこともあるでしょう。
ゴシゴシ擦りすぎてしまったり、洗剤を使ってお掃除してしまうと防カビ剤が取れてしまうので、そのような場所は1年間に一回は防カビ侍を使うことをお勧めします。
■まとめ
いかがでしたでしょうか。
お客様に合った防カビ侍は見つかりましたか?
防カビ侍はカビの研究一筋45年の博士が一般の方でも簡単に使えるように開発した商品です。
お風呂のカビは水洗いができるので簡単に解決することができますが、室内のカビは非常に厄介で対処が難しい場合があります。
しかし自然界に多く存在するカビ菌が一匹もいない空間を作ることはできません。
すべてを除菌することはできないので、私たちは微生物とバランスをとって共存する必要があります。

室内のホコリは放置すると隅や家具の下に溜まります。そのホコリは栄養満点です。
湿度・水分・栄養が揃うとカビ菌は他の微生物よりも元気になるので、カビが優勢になり粉カビが繁殖します。
その粉っぽいカビを放置していると、擦っても落ちない頑固な黒カビに変化していきます。
「住みやすさは防ぐことから」
定期的な換気とお掃除をして部屋を清潔に保つことが何よりも大切です。

防カビ侍を使ったら、定期的な換気とお掃除をしてカビがそれ以上広がらないように対策しましょう。
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できる限りお客様のお悩みが早期解決できるよう常に新しい情報を発信いたします。
今後とも純閃堂をよろしくお願いいたします。